熊野三山を1日でドライブ一周!逆回り⁈ 美しい景色とともに 

6月初頭、2泊3日で南紀白浜、熊野三山を巡る 夫婦ふたり旅に。

初めての熊野三山巡り。

まず、熊野三山とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の総称!

2004年に世界遺産に登録され、パワースポットとしても有名。

そんな熊野三山を“1日ドライブで回りたーい”という方も多いと思う。
結構離れているけど可能?と心配になり、宿泊先のフェアフィールドバイマリオット和歌山串本の方に相談し、難なく周れたのでご紹介します。

熊野三山コース

熊野三山を巡れば、「過去」「現在」「未来」の安寧を得られると考えられている。
速玉が「前世」の罪を清め、那智が「現世」の縁を結び、本宮が「来世」を救済すると言われている。

 

正式には、1000年前の平清盛の時代から、
熊野本宮大社➡熊野川の川下り➡熊野速玉大社[新宮]➡熊野那智大社・那智の滝の順に参拝していたとのこと。来世➡前世➡現世

しかし、今回出発地点が宿泊先の和歌山串本にあるフェアフィールドバイマリオット。

故に、

逆回りの
熊野那智大社・那智の滝 ➡熊野速玉大社 ➡熊野本宮大社の順で車で周ることとした。現世➡前世➡来世の順ですね

『熊野那智大社』から『熊野速玉大社』までは右手に海。
『熊野速玉大社』から、『熊野本宮大社』までは熊野川の美しい流れ。
ドライブだけでも満喫できる。
時間と体力に自信のある方は、熊野速玉大社のすぐ近くにある『神倉神社のことびき岩』も見るといい。
しかし、かなり大変。

[詳細は別記]
我が家は次回のお楽しみとした。

熊野三山コース 所要時間

  • フェアフィールドバイマリオット和歌山串【8:50出発】~熊野那智大社まで 車で40分 【9:30到着】。
  • 熊野那智大社・那智の滝・大門坂[熊野古道の雰囲気を味わうコース] 2時間半【12:00】。
  • 熊野那智大社~熊野速玉大社 車で30分【12:30到着】。
  • 熊野速玉大社 滞在15分 【12:45】。
  • 熊野速玉大社~熊野本宮大社 車で40分【13:25到着】。
  • 熊野本宮大社 滞在30分 【14:05】。
  • 熊野本宮大社 ~ 大斎原 徒歩5分 【14:10】。
  • 大斎原 (おおゆのはら)滞在30分 【14:40】。
  • 大斎原 ~ フェアフィールドバイマリオット和歌山すさみ 車で1時間半 【16時10分】。

 

朝、フェアフィールドバイマリオット和歌山串本を出て、熊野三山巡った後の目的地はフェアフィールドバイマリオット和歌山すさみとした。こちらの温泉に入って疲れを取ろうと考えた。
ここをその日の宿泊地にしても良かったが、実は2泊目は南紀白浜マリオットホテルに宿をとっていた。
いったん、夕食前に景色のいい温泉で汗を流し疲れをとりたかった。

熊野那智大社・那智の滝・大門坂

三山の中で、一番時間をかけたのがこちらの熊野那智大社。
何故なら、落差日本一の滝を堪能したかったのと、大門坂を歩いて昔の人の気分を味わいたかったから。
詳細は、別記事に書いたので是非参考にして欲しい。

車を停める場所が肝心!

 

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熊野那智大社

現世の縁を結んでくれるとされているので、しっかり家族のことも祈祷。

参拝時間 6:00~16:30

最初の鳥居

この後また鳥居が・・

 

本殿からの景色

本殿手前工事中

 

本殿左に八咫烏を祀ってある。

 

青岸渡寺

 

参拝可能時間 5:00~ 16:00

 

熊野那智大社の裏に

ここから数分歩くと

三重塔には登れます。
入館料払って・・

遠くに那智の滝

ここから徒歩でかなり険しい道

 

 

那智の滝

参拝可能時間 7:00 ~ 16:30

 

 

この鳥居からまっすぐ下っていく

 

 

もっと近くまで・・

滝の左側にお瀧拝所。滝をより近くで見れ、水しぶきを浴びて・・・気持ちいい!
大人300円 /小・中 200円

那智の滝 バス時刻表

那智の滝のバス停から大門坂の真ん中辺りの熊野古道というバス停に行った。
1時間に2本しかないので、時刻表を載せておきます。

 

 

<那智の滝前のバス時刻表>

見にくいので

 

大門坂

大門坂から600メートルくらいあるが、ちょっとずるして、途中の熊野古道のバス停から半分だけ雰囲気を味わって歩いた。

ここからスタート

 

木漏れ日の中、フェアフィールドバイマリオット和歌山串本で頼んで作ってもらったお弁当をいただいた。
昔の人も、こんな風に途中で休憩しながら歩いたんだろうな~

 

地のものがたくさん入った美味しいお弁当!

 

登り切ったところに説明が

 

 

熊野速玉大社

熊野本宮から熊野川を下った河口、千穂ヶ峰の北東麓に熊野速玉大社はある。
ここを新宮というのは、元々は、今の場所から南に1~2km行った、神倉山に祀られていたのが、現在の地に遷され、そのため神倉山の古宮に対し、ここを新宮と呼ぶようになった。

熊野速玉大社 【新宮】

前世の罪を清めてくれるとされる速玉大社。

参拝時間は日の出から日没までとなっている。
授与所: 8:00 ~ 17:00

 

 

熊野速玉大社 アクセス・駐車場

社殿のすぐ近くに無料の駐車場がある。
こちらに停めると、正面から入るのを忘れてしまいがち。

一旦、戻って鳥居前の下馬橋から入るのが正式。
昔の方は、御輿に乗ってきたり、馬に引かれてきたので、この橋の前で降りて歩いてお参りした。
神域は歩いて行かなければいけないから・・・

 

神倉神社 【古宮】 「コトビキ岩」・「天磐盾」

熊野権現が最初に降臨したのが、ここ神倉山と言われている。
標高199メートルのこちらの山に、標高120メートルのところにコトビキ岩がある。
こちらの方言で、ガマガエルという意味。
突如現れる岩は神秘的。

神武東征神話では、このコトビキ岩を 「天磐盾」 と伝えられている。
神武天皇は、天磐盾に登り、はるか眼下に広がる熊野灘を眺め、軍を引いて徐々に進むこととした。
軍を引くとは、よほどの事。進軍するのが大前提。
なぜ、神武天皇は軍を引いて徐々に進んだのか?

この後、暴風雨で次兄を失っている。
三兄も・・・

この時点で、4人兄弟の神武天皇はすべての兄を失った。

天磐盾は、その直前に訪れた場所。

熊野灘を見ながら、神武天皇の気持ちになって眺めてみるのもいいと思う。

 

<わかやま公式観光HPより>

 

神倉神社 アクセス・駐車場

熊野速玉大社から車で5分位のところ。
無料駐車場もあるが、台数が少ないので注意。

まるでロッククライミングのような石畳が続く。
源頼朝がこの石畳を寄贈したという。
階段は538段。しかも、前半はほぼ垂直に感じる急勾配。

かなりの覚悟が必要とのこと。
しかし、突如として大きな岩が現れるので、自然の神秘としか言いようがないだろう。
人工のものではない迫力。

今回は、1日で熊野三山を巡るため、この神倉神社は見送った。

次回の第一目的として必ず訪ようと思う。

足腰に自信のない私は、所要時間1時間半は見ておいた方がいいだろう。
健脚な方は、1時間位。

熊野本宮大社

全国に4700以上ある熊野神社の総本宮。

ホームページを拝見すると、極楽浄土の地である熊野へ参拝することは即ち蘇り・再生を意味し、さらには熊野三山がそれぞれお祀りしている本地仏、速玉大社は薬師如来のお力で前世の救済を、那智大社は千手観音のお力で現世の利益を、そして本宮大社は阿弥陀如来のお力により来世のご加護をいただくことができると伝えられ、この神と仏の一体感こそが熊野信仰の神髄とあった。

熊野本宮大社

「来世」を救済すると言われる、熊野本宮大社。

 

熊野本宮大社 参拝時間

 

参拝時間 8:00 ~ 17:00

早朝参拝 二日前までに予約必要 0735-42-0009

熊野本宮大社 参拝順序

熊野本宮大社 ➡ 産田社 ➡ 大斎原

 

 

参道入口の鳥居。
鳥居は、神が宿る神域と人間の住む俗界の結界を表す。
鳥居をくぐる前に一礼。

狛犬も八咫烏マスク

 

 

両サイドに杉木立。
158段の石段。
参道は右端を登り、左端を下るのが作法。

 

 

 

八咫烏

 

 

手水舎で手と口を濯ぎ清める。

右手に柄杓を持ち左手を清め、左手に柄杓を持ち右手を清め、右手に柄杓を持ち左手に水を受け口を濯ぐ。
最後に柄杓の柄を柄杓を縦にして洗うのが作法。

 

 

これより先は神域なので撮影禁止

 

 

神殿内の参拝順序。
①証誠殿 (本宮・ 第三殿) 家津美御子大神
②中御前 (結宮・ 第二殿) 速玉大神
③西御前 (結宮・ 第一殿) 夫須美大神
④東御前 (若宮・ 第四殿) 天照大神
⑤満山社          結びの神(八百万の神)各殿共に、二礼二拍手一礼
<熊野本宮大社HPより>
<熊野本宮大社HPより>

産田社

鳥居を出ると、大斎原の看板が目に入る。

 


徒歩5分。
大斎原に行く前に、左手にある産田社に立ち寄ろう。

 

伊邪那美命の荒御魂がお祀りされていて、新たなものを生み出すパワーを感じる神社。

 

大斎原 (おおゆのはら)

右手に、田んぼのど真ん中に日本一の大鳥居がある。
産田社からも徒歩5分。

こちらは、明治22年8月に大洪水があるまで熊野本宮大社があった場所。
当時、約1万1千坪の境内に五棟十二社の社殿、楼門、神楽殿、能舞台など、現在の数倍の規模だった。

 

 

熊野川、音無川、岩田川の合流点にある大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる中州に熊野本宮大社はあった。
江戸時代まで中州に橋はなく、参拝に訪れた人は歩いて川を渡り、着物の裾を濡らして詣で、最後に音無川の冷たい水垢離を行って身を清めた。

現在は二基の石祠が祀られているのみだが、とても気持ちのいい場所。

少し先まで行くと川に出る。
緩やかな川だ。ここが洪水にとは想像しがたいが、自然は時に想像できない状況になることがあると思うと恐ろしい。

昔の人は、この川から来たんですね。

 

 

 

フェアフィールドバイマリオット和歌山すさみ

熊野三山巡りの後の目的地は、フェアフィールドバイマリオット和歌山すさみの1階にある温泉へ。
こちらのホテルは、2021年に出来たばかり。
目の前の海に沈む夕日を見ながら温泉に入るといい。

私たちは、少し日が沈むには早かったが、とてもいい眺めのきれいなこちらの温泉はとってもおすすめ。

ホテルの1階、外から入り口

 

ロビー

 

お風呂上りに、ソフトクリームやビール等々

ゆったり海を眺めながら・・

 

名物じゃばらサイダーおすすめ💕

 

じゃばらとは、ゆず、ダイダイ、カボスの仲間の柑橘類。
和歌山名物なんです。

 

 

他にも、熊野本宮神社近くには良い温泉が沢山あるようだ。

いろんな温泉を訪れてみたい。

 

温泉で疲れを取った後は、予約しておいた 『すさみ鮨 霧 さんへ
このお寿司屋さんの板前さんはアメリカのNew Yorkから・・・・
別記事にしますね。

 

感想

こちらの記事では、神社の説明は極力控え、所要時間のイメージが湧いたらいいなと思いながら書きました。

世界遺産にもなっているスーパーパワースポットの熊野三山について語るのは、専門のホームページにお任せ。

一日で行くことは可能だったが、もう少し時間をかけて、綺麗な熊野川を川下りしたり、周辺の古い温泉を訪れたり、これからも何回も行ってみたいと思いました。

南紀白浜ジオパークで見た迫力ある滝の数々。
そんな滝めぐりのコースを組んでマイナスイオンたっぷりのハイキングするのもいいと思う。

今回は初めてなので、とりあえず一気に回ってみたが、御利益あったかな?

熊野那智大社の三重塔から那智の滝に行く道でかなりの筋肉痛になってしまいました。
老後に日本を巡ろうなんて思っていましたが、今から行かないと全然無理 ~ 

早く気が付いてよかったです。(^_-)-☆

皆さんも、健脚なうちに是非行ってくださいね。

 

お気軽にマリオットボンヴォイやマイル・ポイントでお得旅行の事聞いてくださいね。

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